ソース

光線追跡の結果の確からしさはオブジェクトの形状、適用するプロパティとともに、光線をどのように発射し、どのように管理するかによって大きく異なります
TraceProでは数種類のタイプでソースを定義することができます:
  • グリッド(grid)ソース
  • サーフェスソース
  • ファイルソース
  • TraceProソースライブラリ
  • IES/LDTファイルの変換(ファイルソース)
  • 市販のソースライブラリ(ファイルソース)

さらにビットマップからソースファイルを作成するユーティリティ、IESファイルからインポートしてソースファイルを作成するユーティリティを使用することができます。

グリッドソース
光線の空間分布、角度分布をレギュラーグリッドまたはランダムグリッドで指定します。追跡する光線本数、そのピーク光束、偏光状態、波長分布を指定することもできます。

グリッドソースセットアップダイアログ
サーフェスソース
モデル中の単一または複数のソリッドオブジェクトの単一あるいは複数のサーフェスから指定(または選択)された角度分布、波長分布で光線群を放射します。サーフェスソースはSurface Properties(サーフェスプロパティ)で定義されます。TraceProにはLEDその他の製造元のデータプロットをデジタイズしてソースプロパティを作成するユーティリティ、ソースプロパティジェネレータが実装されています。

ファイルソース
光線データを持ったファイルをTraceProモデルに挿入してソースとして使用することができます。ファイルソースは複数のカラムのテーブルデータで、各光線のXYZ開始位置、各光線のXYZ方向ベクトル、光束で構成されます。ファイルソースは、Radiant Imaging 社からのソース分布測定データをTraceProモデルと共に使用する、TraceProの光線追跡で特定のサーフェスに入射した光線データをソースデータとして保存して他の光線追跡、または他のモデルで継続して光線追跡を行う、理論的なデータ、あるいは他のアプリケーション(テキストエディタ、スプレッドシートなど)で入力された測定データをソースとして利用するなどの場合に有用です。

お知らせ

  • トレースプロバージョン2019.1がリリースされました。開発元のサイトからダウンロード/インストールすることができます。